運転免許証

出典: UMDJapan Wiki

運転免許証 (driver's license) といえば一般的には自動車の免許証を指す。アメリカ生活においては、免許証は単に車の運転に必要であるだけでなく、最も広く使われている身分証明書としての価値も持っている。

アメリカで免許証を発行する機関は州ごとに設置されており、メリーランド州では MVA (Motor Vehicle Administration)、バージニア州やワシントンDCでは DMV (Department of Motor Vehicles) と呼ばれている名前も異なる。免許取得に必要な要件、試験の内容などもそれぞれ独自に決められているため、特定の州での情報を集めることが重要となる。

なお日本で取った国際運転免許証を使って車を運転することもできるが、居住者の場合国際免許の期限(1年間)に関わらず、60日以内に現地の免許を取らなければならないとされている。ただし、この期間内にさまざまな手続きを全て終えて免許証を手に入れるのは現実にはかなり難しい。この辺りのルールはやや曖昧である。

目次

メリーランド州における免許証取得

メリーランド州の免許取得手続きは過去数年間何度も変更されている。以下は、2009年6月現在の情報に基づいている。

MVAの場所

メリーランド大学から近いMVAオフィスはいくつかある。なお、日本の免許をもとにメリーランド州の免許を取る場合、"out-of-Country applicants"に対応しているfull-serviceのオフィスに行く必要があり、住所変更などの手続に対応した "kiosk" オフィスでは対応してもらえない。

  • MVA Beltsville
    • 11760 Baltimore Ave. Beltsville, MD 20705
  • MVA Gaithersburg
    • 15 Metropolitan Grove Rd. Gaithersburg, MD 20878

手続きの整理券をもらう中央のカウンターに、Maryland Driver's HandbookとAll You Need to Know About Your Driver's Licenseの2冊の教則本(黄と青)がある。列に並ぶ必要がなく、カウンター越しに手を伸ばして1冊ずつもらう。

手続きの概要

日本で免許を持っており、それをもとに免許を取得する場合の手続きは以下の通り

  • 3-Hour Drug & Alcohol Education Program の受講
  • 必要書類の準備
  • Document check
  • Eye exam (視力検査)
  • Law exam (筆記試験)
  • Driving test (実地試験)

必要書類の準備

多くの在メリーランド邦人の場合は以下のようになる。これ以上の情報はMVAのHP参照。

1) 年齢と身元が分かる書類(Document to prove age and identity):1通

  • パスポート:有効なビザとI-94が必要

2) 有効なSocial Security Number、あるいはSSNに不適格であることの証明(Document to prove they possess a valid, verifiable Social Security Number (SSN) or proof of ineligibility for an SSN):1通

  • SSNカード。あるいは、申請者の名前とSSNが書いてある3ヶ月以内の給与明細。
  • 配偶者として渡米して働いていない人はSSNを持っていません。Social Security Officeに行って、Proof of Inelegibilityを発行してもらう。

3)住所を証明できる書類( Source Documents for Maryland Residency):2通

注:申請者の名前が書いていないと無効。配偶者の名前では不可(配偶者であることの証明書を作成すればいいらしい)。

  • 車の登録証(Maryland vehicle registration card or title)
  • 公共料金の請求書(Utility, telephone or cable/satellite TV bill)
  • 銀行の残高証明(郵送されてきたChecking or savings account statement)
  • 家の契約書(Residential rental contract)
  • 連邦政府かMD政府からのFirst Class Mail(First class mail from a federal, state or local government agency)
  • 大手のクレジットカードの請求書(Major credit card bill)

そのほかにもあまりお目にかかりそうにないものもある。

4) 日本の免許証とその翻訳

免許歴が18ヶ月以上であることを示すためには翻訳が必要。日本大使館で免許証の翻訳サービスを行っている(事前にFAXで情報を大使館に送ると、取りに行くだけで翻訳がもらえる。有料)。国際免許ではいつ最初に免許を取得したかの情報がないので翻訳は不可欠。

5) 3-Hour Drug & Alcohol Education Programの修了証。

3-Hour Drug & Alcohol Education Program の受講

講習会場に行って3時間の講習を受け、試験に合格するか、あるいは、オンライン教習を受け、試験会場に行って合格するか、の2通りの方法がある。MVAの3-Hour Alcohol and Drug Education Programのページに会場やオンライン教習のリストがあります。

オンライン教習Internet Programの場合は、教習のページでは教習内容をプリントアウトしたりPDFにして、セクションごとの試験ではそのプリントアウトやPDFで調べれば答えがある。そのセクションごとの問題も保存すると役立つ。その問題と答えをよく覚えて、試験会場に行くとよい。試験は毎日いたるところであるわけではないので、試験会場の日時と場所を調べて、都合のいいオンライン教習を選ぶのがよい。ここでの試験問題は、あとの筆記試験でも同じ問題が結構出てくる。

Document check

MVAに到着したら、ホール中央のカウンターで必要書類がそろっているかチェックを受け、整理番号をもらう。ここでのチェックはあるかどうかだけを調べているので、最終的にOKになるかどうかはここでは分からない。これがすんだら番号が呼ばれるまで、待つ。呼ばれたら、カウンターに行って、必要書類を見せる。

視力検査

カウンターにある機械でそのまま視力検査がある。

筆記試験

今は、筆記ではなくて、コンピューターの画面をタッチして選択問題を20門答える方式である。MVAのHPによると51%の人が落ちるそうである。上記2冊の教則本を読破する必要がある。MVAのHPにも練習問題がある。外部リンクにも過去問がある。

実地試験

MVAのコースで行う。試験項目、採点用紙は同じで、後退、方向転換、縦列駐車がおもな項目である。それらのパーツは同じであるが、MVAによって試験コースは微妙に異なる。途中の右折・左折・一時停止と安全確認を含めて、減点方式で採点される。MVAによっては見学ができる。練習方法は外部リンク参照。

外部リンク